不動産投資で家賃収入を - J-REITガイド

不動産投資で家賃収入を - J-REIT(リート)とは?

不動産投資で家賃収入を - J-REITガイド

REITとはReal Estate Investment Trustの頭文字を取ったもので、直訳すると不動産投資信託になります。それにJ(Japanese)がついて日本のREITは「J-REIT」と呼ばれています。REITは1960年にアメリカから発したもので、日本では2001年から開始したので日本での歴史は浅いものの、最近では時価総額の規模でアメリカ、オーストラリア、フランスに次ぐほど増えてきました。


大きな資金と知識や手間を必要とする不動産投資を、証券化して投資家から資金を集めて不動産の専門家が運用することにより、安定した賃貸収入を得て投資家に配分するという形で不動産投資を身近にしたものが「J-REIT」と言う金融商品になります。




小額から可能な不動産投資

不動産物件を取得するにはまとまった大きな資金が必要となりますが、それを証券化して多くの投資家を募ることで一口あたりの単価が安くなり、結果として小額から不動産投資ができることになります。


J-REITの価格は数万円〜数十万円で、だいたいは数十万円程度なので分散するにはそれなりの資金が必要ですが、J-REITのインデックスETFを利用して投資するとさらに小額から不動産投資ができます。このように「J-REIT」によって少ない資金でも立派な「大家」さんになれるというわけです。

※ETFとは上場投資信託のことです。J-REITも上場投資信託の一種と言えます。



運用は大型物件をプロにおまかせ

不動産運用で利益を得るにはまとまった資金だけでなく、不動産運用に関する深い知識が必要となります。東京23区内で20%近い賃貸住宅の空室率(2012年度)を考えると、投資用マンションを取得するにしても利益をあげる優良物件を取得するには多くの物件を見て吟味しなければなりません。またそのような優良物件は、運用のプロや大手不動産業者がすでに押さえてしまっている場合が多く、知識や資金力の乏しい個人では取得することはとても難しいと言えます。


投資用マンションを販売する業者も、入居率の低い不良物件を押し付けるような悪質な業者も多いと聞きます。さらに個人で1件の投資用マンションを資金をほとんど使って買ったとすると、その1件がダメになればおしまいなわけで、リスク分散の点でも好ましくありません。


その点J-REITは日本を代表する大手の不動産業者がスポンサーとなって運用会社を設立し、その資金力とネットワークで優良な大型物件をプロが運用してくれます。さらに東京証券取引所に上場しているので、情報開示により運用の透明性もあります。運用力の点、分散の点、信用の点でも有効であると言えます。



▲ページの先頭へ戻る